前置きをすっ飛ばして以下のページをみてバックアップと定期バックアップの設定をしよう。
https://www.nttdocomo.co.jp/support/utilization/backup/app/
i modeメールやSPモードメール(以後SPモードメール)からドコモメールに乗り換えた時に真っ先にバックアップ設定をする必要がある。
ドコモメールにすると知らないうちに古いメールから消されます
機種変やドコモのアプリアップデートでドコモメールに切り替わったことを知らずに使うと、古いメールからどんどん削除される。とくに写メなど添付を送ったり受けたりする人ほど危険性は高い。しかもコレは1月や半年で消えるならすぐ気づきそうだが実際は数年後に思い出のメールを見返そうとした時に消えていると言う事態になる。
SPモードメールは使っている携帯電話やスマホに保存される。 一方ドコモメールは、docomoの中(IMAPサーバ)に保存されている。
スマホに保存されたメールはスマホの容量がパンクするまで保存できるしパンクしたことも気づけるが、ドコモメールの容量はドコモが握っていてしかもパンクしたら古いのから消すので気づくことも難しい。
実際にはLINEが幅を効かせているのでゴテゴテのメールを大量に送受信するという人は少ないかもしれないのが、逆にメールが少ない人ほど、ある日突然、保護設定を忘れた大切な古いメールを勝手に消される危険性がある。
どのくらいで消えるか簡単に計算してみる
1.5Kbyteのメールを日に5通出して返信されるとする。1日10件(受信5通、送信5通として)溜まる。15Kbyte/1日で今のところのドコモメールの上限1Gに達するには191年後。同頑張っても生きていない。心配なし。
しかし、これに1周間で2枚ぐらいスマホの写メを受けたり送ったりすると変わる1日500Kbyte、だいたい1周間に2枚の写真を受けると5.6年で最初のメールが消え始める。現実的な数字になる。
さらに仕事で重たいPDFで送るものなら更に深刻で、1日5MbyteのPDFを2通受けると0.56年。半年ちょっとしか持たないのだ。
ちなみにGmailは15Gbyte使えるし、別途月10$(1200円ぐらい)程度払えば1Tbyte使える。先の重たいメールを前者は4.2年、後者は287年分保存できる。
以下駄文
追加オプションを1コインで100G単位増やせるサービスが欲しい
ドコモは2014年3月時点でimodeの契約者は2.6万件、Xi+FOMAを持つ契約者は5万件(実際はFOMA契約者数を引く必要がある?)で、前者は50M(imodeメールセンタの上限)*2.6万=1.26T必要、後者は1G*5万=52.4T必要になってくる。
データセンターを持ってるNTTからすれば、誤差みたいな物だろう。 そんな誤差ならIMAPサーバの容量拡張オプションをgoogleよろしく導入してくれませんかね。
最高なのはPOP3サーバの公開
POP3サーバなら世の中に数多く有るクラウド型メールクライアントが使え、特にGmailのメール統合サービスが使える。 Yahooメールにも同じ機能がある。IMAPサーバには残念ながら安価に利用できるクラウド型メールクライアントは見つからない。
ドコモはiPhone向けにPOP3サーバを提供していたのでIMAPサーバとPOP3サーバの切り替えは可能と考えられる。が、POP3サーバとIMAPサーバの共存はドコモとして運用コストが掛かるだけなのでおそらくこれからPOP3サーバを公開する事は無い。非常に惜しい。
せっかくクラウドにしていろんな環境からメールが見れるし、携帯を紛失してもメールが消えないというメリットがあるのに、ちっぽけな容量と常軌を逸脱した仕様、代替手段のなさが全てを大無いなしにする。
・たった1Gしか用意せず追加プランを用意せず
・しかも勝手に消える仕様にして
・バックアップは個人任せ
・メールが消える告知は隅に小さく
・消えても当然なにもできない
・iPhone用のPOP3サーバは閉鎖し(POP3ならGmailに統合してクラウド化&ほぼ永久に残せる。)
・imode.netも潰す。(専門知識があればGmailに統合できる。芋煮サーバとか)
ドコモがメールを公開したのは素直に喜ばしい。だが今回は(も)革新的なサービスと妥協的な仕様で途中半端なのだ。メールという核心的サービスなので、ドコモが失敗してきた新サービスのように人知れず終わっていくことは無い。
しかしサービスINしてから半年とちょっと、途中半端な仕様により、これから数年かけてメールを消された被害者を出し続けていくことだろう。
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